ジョン・ハロルドクラッパム(その他表記)John Harold Clapham

20世紀西洋人名事典 の解説

ジョン・ハロルド クラッパム
John Harold Clapham


1873.9.13 - 1946.3.29
英国の経済史家。
元・ケンブリッジ大学教授
リーズ大学経済学教授を経、1928年からケンブリッジ大学で初代経済学史の教授を務める。「近代イギリス経済史」(3巻’26〜38年)で経済史研究に初めて数量的方法を組織的に適用、A.トインビー以来の悲観説に反対し産業革命は労働者の生活水準を引き上げたと強調楽観説起点となる。’40年イギリス経済史学会会長に就任し、同年ナイトに叙される。著書にイングランド銀行創立250年を記念した「イングランド銀行史」(’44年)等がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android