20世紀西洋人名事典 「ジョンベッチマン」の解説
ジョン ベッチマン
John Betjeman
1906 - 1984
英国の詩人。
ロンドン生まれ。
オックスフォードのモードリン・カレッジに学び、ジャーナリストとして活躍。詩人としては戯れ詩の系譜に属し、「黒いユーモア」を発揮し素晴らしい効果をあげるのを得意とし、第一詩集「シオン山、あるいは、無限に触れて」(1931年)をはじめとして多くの作品がある。’69年に発表した自伝的韻文「鏡に招かれて」で再び注目された。’72年桂冠詩人に叙せられる。穏健で、保守的な思想の持ち主で、懐旧的な趣味を持ち、古風なスタイルの詩の形を貫いている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報