20世紀西洋人名事典 「ジョン・B.ダンロップ」の解説
ジョン・B. ダンロップ
John Boyd Dunlop
1840.2.5 - 1921
英国の発明家,企業家。
エアシャーのドレゴーン生まれ。
アービンズ・アカデミー卒。
ベルファストで獣医を開業していたが、牛の鼓腸症からヒントを得、息子の三輪車改良から1887年空気入りゴムタイヤを考案、翌年特許を得る。1889年デュ・クロと共同し空気入りタイヤ製造会社を設立、後には交換可能の仕様となり、1895年頃から自動車にも用いられるようになる。ダンロップ・ラバー会社はゴム園の経営や130以上の関連企業を擁するヨーロッパ最大のタイヤメーカーとなるが、すでにデュ・クロに特許と会社を売却した後である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報