20世紀西洋人名事典 の解説
ジョン・S. プラスケット
John Stanley Plaskett
1865.11.17 - 1941.10.17
カナダの天文学者。
ドミニオン天文台初代所長。
ウッドストック近郊ヒクソン生まれ。
1899年トロント大学物理学科の機械工となり、その傍ら、同大学で学ぶ。1903年からオタワのドミニオン天文台天体物理学研究の責任者となり、’17年には自ら設立を参画したヴィクトリアのドミニオン天体物理観測所初代所長。’35年に引退、同年王立協会フェロー、カナダ王立天文学会会長に選出される。プラスケットの二重星の発見など分光連星研究で知られたほか、銀河回転、銀河の重心の問題の研究など多大な業績を残す。息子のH.H.プラスケットはオックスフォード大学サビリアン天文学教授となった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報