現代外国人名録2016 「ジョージルーカス」の解説
ジョージ ルーカス
George Lucas
- 職業・肩書
- 映画監督・プロデューサー 元ルーカス・フィルム会長・CEO
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1944年5月14日
- 出生地
- カリフォルニア州モデスト
- 本名
- Lucas,George Walton Jr.
- 学歴
- 南カリフォルニア大学フィルムスクール卒
- 受賞
- アカデミー賞アービング・タールバーグ記念賞(第64回,1991年度),全米学生映画祭グランプリ(第3回)〔1967年〕「電子的迷宮」,ヒューゴー賞(特別賞)〔1977年〕「スター・ウォーズ」,ディズニー・レジェンド〔2015年〕
- 経歴
- カーレーサーになることを夢みていたが事故を起したために断念。映画カメラマンのハスケル・ウェクスラーに出会い、映画に興味をもち南カリフォルニア大学のフィルム・スクールに入る。在学中につくったSF短編「電子的迷宮」が1967年全米学生映画祭でグランプリを獲得。また奨学金を得てワーナー・ブラザーズに実地研修生として入り、フランシス・フォード・コッポラ監督の「フィニアンの虹」の撮影現場についた。卒業後ワーナーに助監督として正式に契約される。’71年コッポラ製作の長編SF「THX-1138」(「電子的迷宮」の焼直し)で監督としてデビュー。第2作「アメリカン・グラフィティ」(’73年)と第3作「スター・ウォーズ」(’77年)が大ヒットし第一線に躍り出る。’78年サンフランシスコ近郊にルーカス・フィルムを設立、特撮部門ILMを傘下に設けるなどしてハリウッドの新時代を担う映画人となる。その後は自ら演出は手がけず、専らエグゼクティブ・プロデューサーを務め、「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」「レイダース」「スター・ウォーズ/ジェダイの復讐」「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」「ラビリンス 魔王の迷宮」「ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀」「ウィロー」「タッカー」などを発表。’99年「スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」で久々にメガホンを取り、同作品は公開5日間の総興行収入で全米歴代1位を記録。以後、「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」(2002年)、「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」(2005年)、「STAR WARS エピソード1―ファントム・メナス3D」(2012年)を発表。テレビドラマの製作・総指揮に「インディ・ジョーンズ・若き日の大冒険」(1992〜99年)がある。2012年ルーカス・フィルムを40億5000万ドル(約3200億円)でウォルト・ディズニーに売却。2015年ディズニー社に貢献した人物を表彰する“ディズニー・レジェンド”を受賞。黒沢明監督を敬愛し、度々来日している親日家。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報