ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジョージ朝様式」の意味・わかりやすい解説 ジョージ朝様式ジョージちょうようしきGeorgian style イギリスのハノーバー家 (→ハノーバー朝 ) のジョージ1世からジョージ4世までの時代 (1714~1830) につくられた建築 (→ジョージ朝建築 ) ,装飾品,家具および銀器に適用される美術史用語。この様式は幾多の発展段階をもち,パラディオ主義 (→パラディオ ) に始まり,ゴシック美術や中国美術への傾倒を経て,1770年頃からは新古典主義美術への接近を示すが,全体としては優れたデザインと洗練された技巧とを特色とする。建築および装飾の分野ではウィリアム・ケントとロバート・アダムが,家具の分野ではトマス・チッペンデールが特に重要な作品を残した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by