スイセンノウ(読み)すいせんのう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スイセンノウ」の意味・わかりやすい解説

スイセンノウ
すいせんのう / 酔仙翁
[学] Silene coronaria (L.) Clairv.
Lychnis coronaria Desr.

ナデシコ科(APG分類:ナデシコ科)の多年草茎葉銀白色綿毛で覆われることから、フランネルソウともいう。茎は直立して分枝し、高さ40~60センチメートル。葉は対生し、長楕円(ちょうだえん)形で全縁。夏から秋、長い花柄の先に径2~3センチメートルの5弁花を1個ずつ開く。花色は紅色のほか、白、桃色など。南ヨーロッパ、西アジア原産で、花壇用として観賞される。排水日当りのよい場所でよく育ち、秋播(ま)き草花に準じて播種(はしゅ)すれば翌年開花する。株分けによる繁殖もできる。

[神田敬二 2021年1月21日]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スイセンノウ」の意味・わかりやすい解説

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