スクウテン諸島(読み)すくうてんしょとう(英語表記)Kepulauan Schouten

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スクウテン諸島」の意味・わかりやすい解説

スクウテン諸島
すくうてんしょとう
Kepulauan Schouten

インドネシア東部、ニューギニア島北西部のイリアン湾の湾口にある諸島。ヤーペンJapen島、ビアクBiak島、ヌムフォールNumfoor島などの島々からなる。面積3200平方キロメートル。構造的にはニューギニア本島と異なり、古代に存在したメラネシア大陸の南縁の残存とされる。住民はパプア系。1616年オランダ人のスクウテンが初来航、19世紀末にオランダ人が先住民に襲撃されてから、長らく外部に閉鎖的な地域とされていた。ビアク島はその後オランダの軍事基地となり、太平洋戦争では日本軍と連合軍との激戦地となった。ココヤシの栽培や漁業が行われる。中心地はビアク島のビアク。

[別技篤彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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