ビアク島(読み)ビアクトウ(その他表記)Pulau Biak

デジタル大辞泉 「ビアク島」の意味・読み・例文・類語

ビアク‐とう〔‐タウ〕【ビアク島】

Pulau Biak》インドネシア東部、ニューギニア島西部ビアク諸島の主島。イリアン湾に浮かぶ。北西部にコリダ山がそびえ、南東部に平地が広がり、オランダ領時代に軍事基地が置かれた。第二次大戦中、日本軍の拠点となり、連合軍との激戦地になった。中心地南岸のモクメル。

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改訂新版 世界大百科事典 「ビアク島」の意味・わかりやすい解説

ビアク[島]
Pulau Biak

インドネシア,ニューギニア島北岸沖合の島。面積2430km2,人口約4万。スクウテン諸島の主島でイリアン湾の北口を扼し,赤道に近い。イリアン・ジャヤ州に属する。北西部は山地で最高点はスピオリ山(標高1034m)であるが,南東部は低地で主邑のモクメルがある。住民はパプア系である。オランダ領時代軍事基地とされ,第2次大戦では日本と連合軍側との激戦地となった。モクメルには空港があり,イリアン・ジャヤへの空の玄関口にあたる。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビアク島」の意味・わかりやすい解説

ビアク島
びあくとう
Pulau Biak

インドネシア東端、西イリアン(ニューギニア島西半部)北岸沖のイリアン湾湾口にある島。長さ72キロメートル、幅37キロメートル、面積2427平方キロメートル。スクウテン諸島の主島である。地形は北西部が丘陵性をなし、最高峰のコリダ山(1034メートル)がそびえる。南東部は平地が展開する。オランダ領時代には軍事基地があったが、1942年に日本軍によって占領され、1944年にはアメリカ軍によって攻略された。住民はパプア系種族で農耕漁業に従事する。中心地は南岸のモクメルで空港がある。

[上野福男]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビアク島」の意味・わかりやすい解説

ビアク島
ビアクとう
Pulau Biak

インドネシア,ニューギニア島西部の北方沖合いにある島。太平洋に開くイリアン湾 (サルラ湾) の湾口にある。主都ボスニク。西部は山が多く,最高点は 1034m。農業,漁業が行われる。第2次世界大戦では日本軍の基地がおかれた。面積 2600km2。人口約2万。

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