20世紀西洋人名事典 「スタンレイ・L.ミラー」の解説
スタンレイ・L. ミラー
Stanley Lloyd Miller
1930.3.7 -
米国の化学者。
カリフォルニア大学サンディエゴ校教授。
カリフォルニア州オークランド生まれ。
シカゴ大学で博士号を取得。1954〜55年までカリフォルニア工科大学ジェーエット奨励特別研究員。その後コロンビア医科大学生化学科で勤務。’60年カリフォルニア大学サンディエゴ校化学助教授、、’68年教授。50年代シカゴ大学のユーリーのもとでユーリーとオバーリンが原子大気として提唱していた化合物を対象物質として選択し、その「大気」のもとで蒸留生成した水を用い、一週間電気放電を通じて、気体を循環させ、単純な有機化合物を発見。その後の化学進化の実験的研究の端緒となった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報