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化学進化 かがくしんか chemical evolution

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

化学進化
かがくしんか
chemical evolution

生命の全進化史のうちで,その最も初期の,単純な無機分子から有機物質の素材成分が環境に蓄積してくる段階をさす。ただしこれはやや限定的な用法であり,広義には,生物進化の化学的側面すべて,たとえば細胞成分物質の進化につれての変化なども含めることもあるが,これら後期の段階は,生化学 (的) 進化として区別するほうがまぎらわしくない。

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デジタル大辞泉の解説

かがく‐しんか〔クワガクシンクワ〕【化学進化】

地球上で生命が出現するまでの物質の進化。原始大気中のメタンアンモニア水素などから、放電などによってアミノ酸・糖などの有機化合物が生成され、それらが結合してたんぱく質核酸などになり、原始細胞が生成される過程。また、宇宙における化学物質の進化。水素・ヘリウムが誕生し、さらに核融合反応などによって新しい元素ができ、結合して分子を生じるに至る過程。

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世界大百科事典 第2版の解説

かがくしんか【化学進化 chemical evolution】

地球上の生命の起源においては,最初に環境の成分から簡単な有機分子が合成され,そのあるものは重合化して,生命現象の萌芽であるような構成と機能の基礎となる。この経過の全体を化学進化と呼ぶ。 有機分子の中心骨格は炭素であるが,合成反応の炭素源としては,それ自体もっとも簡単な有機分子といえるメタンCH4が考えられ,これは反応性に富むので好都合であった。しかし近年,炭素は酸化型(CO2,CO,C2O3)であったとの見方も出てきて,これらを出発点として反応経過を想定する必要も説かれる。

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大辞林 第三版の解説

かがくしんか【化学進化】

原始地球上において生命が発生するまでの、メタンなどの単純な炭素化合物がタンパク質・核酸などの高度な化学反応システムへと発展していく過程。二〇世紀初頭に現れた考え方で、オパーリンらによって確立された。分子進化。
宇宙に生じた元素から順次生成された化学物質がより新しい質や機能を獲得して変化していく過程。

出典|三省堂
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