ステップ・バイ・ステップ式交換機(読み)ステップバイステップしきこうかんき

百科事典マイペディア の解説

ステップ・バイ・ステップ式交換機【ステップバイステップしきこうかんき】

初期の自動式電話交換機の一種昇降回転をして自動的に信号に応じた接続を行うセレクターコネクター主体。加入者のダイヤルで送られた信号(0〜9)は,第1次のセレクターにラインファインダーを通し接続される。セレクターはその信号に応じた数を上昇して目的のスイッチに接続・回転してあいている第2次セレクターのスイッチを捜してそれに結ぶ。こうして次々と信号番号に応じた接続を行い,最後にコネクターにつながれる。コネクターはセレクターと同様,昇降して信号番号に接続,続いて回転により最終信号の端子に,つまり目的の電話にと接続する。すなわちコネクターは最後の2桁を受け持つわけである。1950年代までは主要な電話交換機であったが,回線数の増加つれ,あいているセレクターを捜すといったこの方式では不十分となり,クロスバー交換機等に交替した。
→関連項目コネクター自動交換機セレクター電子交換機

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