ステパーノフ(読み)すてぱーのふ(その他表記)Павел Иванович Степанов/Pavel Ivanovich Stepanov

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ステパーノフ」の意味・わかりやすい解説

ステパーノフ
すてぱーのふ
Павел Иванович Степанов/Pavel Ivanovich Stepanov
(1880―1947)

ソ連鉱床学者。サンクト・ペテルブルグの鉱山大学を卒業後、地質学研究所に勤務し、石炭の研究に専念した。ドンバス炭田地質調査と開発に貢献し、炭田の空間的分布法則を明らかにしている。1939年に非金属鉱床地質学の業績科学アカデミーの正会員に選ばれた。著書に『石炭と油母頁岩(ゆぼけつがん)の地質学』(ミロノフStepan I. Mironov(1883―1959)と共著・1937)や『地球上における石炭資源の層位学的古地理学的分布についての若干の法則性』(1939)などがある。

[大森昌衛]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ステパーノフ」の意味・わかりやすい解説

ステパーノフ
Stepanov, Onufrii

[生]?
[没]1658
アムール川流域の経略に活躍したコサック隊長。 E.ハバロフの開拓したレナ川の支流オレクマ川からアムール川の支流ウルカ川に通じる交通路防衛のためウルカ川の河口にコマルスキー城塞村を築いた (1654) 。翌年清軍の包囲を受けこれを撃退したが,のちたびたび攻撃をこうむり,交戦中に没した。

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