ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ステファヌス7世」の意味・わかりやすい解説
ステファヌス7世(8世)
ステファヌスななせい[はっせい]
Stephanus VII (VIII)
[没]931.2. ローマ
ローマ出身の第124代教皇(在位 928~931)。司祭枢機卿(→カーディナル)としてローマで熱心に働き,928年12月に教皇レオ6世(在位 928.5.~12.)の後継者として登位した。教皇選挙には,当時教皇位を支配していた有力貴族テオフィラクツスの娘で元老院議員だったマロツィアの影響があったと考えられる。イタリアとフランスの修道院にまで特権を拡大したが,これ以外の業績はほとんど記録が残っていない。暗殺されたとする説もある。
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