化学辞典 第2版 「スパーク光源」の解説
スパーク光源
スパークコウゲン
spark source
火花放電(スパーク放電)を発生させる光源.発光分光分析の光源に用いる.適当な発電機に両極を連結し,高電圧をかけて電極を励起し,火花を発生させるが,つねに一定の放電電流波形が得られるよう工夫されている.電極間の距離が小さすぎるとアーク放電に近い発光を示し,距離が大きいと電流は小となり弱いスペクトル線しか発生しない.発光分光分析では火花ギャップを1~3 mm に固定する.放電には低電圧放電(約1 kV)と高電圧放電(数十 kV)の2種類が用いられる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報