改訂新版 世界大百科事典 「すりガラス」の意味・わかりやすい解説 すりガラスground glass くもりガラス,つや消しガラスともいう。板ガラスの表面を研磨剤を付けた回転板で処理するなどして細かい傷を付け,光を散乱させることによって光の直進透過を防ぎ,不透明にしたもの。建材,家具用などで透明では困る部分に使用される。ここ何年にもわたって生産量は減少している。型板ガラスが進歩し,すりガラスに匹敵する光散乱能をもちながら美観にすぐれた製品が製造可能になったこと,すりガラスに対してデザイン的にやや時代遅れな感じをもつ人が多くなったことなどがその主要な理由に挙げられる。執筆者:安井 至 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「すりガラス」の意味・わかりやすい解説 すりガラス くもりガラス,つや消しガラスともいう。物の形を見えなくするために,平滑なガラスの表面の片側だけに微細な傷をつけたもので,光線の直線透過を防ぐ散光用板ガラスの一種。砂などの研磨材を加圧空気で吹きつけたり,ブラシに金剛砂をつけて水を用いてこすり傷をつけるなどしてつくる。電球の場合は,フッ化物溶液を注ぎ込み,内側を化学的に腐食させる。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by