日本大百科全書(ニッポニカ) 「スーラト」の意味・わかりやすい解説 スーラトすーらとSurat インド西部、グジャラート州南部の港湾都市。人口243万3787、周辺部を含む人口281万1466(2001)。カンベイ湾に流出するタプティ川の河口近くに位置する。古くは金、銀、絹、綿の交易中心地で、イギリス、フランス、オランダ、ポルトガルの商船でにぎわった。17世紀前半まではインド最大の貿易港であったが、19世紀以降は完全にムンバイ(ボンベイ)にその地位を奪われた。国内貿易においてはいまなお重要な地位にある。[中山晴美] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例