ずいずい

精選版 日本国語大辞典 「ずいずい」の意味・読み・例文・類語

ずい‐ずい

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 勢いよく音をたてるさまを表わす語。
※玉塵抄(1563)二八「匠がおのを〈略〉ふりふりとふったればづいづいをとがしたぞ」
田舎教師(1909)〈田山花袋〉四七「夜は名の知れぬ虫が頻(しきり)にズイズイと鳴き」
目的のものに、ただひたすらに立ち向かい、ぐんぐんと進んでゆくさまを表わす語。
※俳諧・三河小町(1702)上「ずいずいと雲やゆり出す神送野紅〉」

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普及版 字通 「ずいずい」の読み・字形・画数・意味

】ずいずい

物のたれるさま。宋・欧陽脩〔雪〕詩 稜稜たり、風犯すこと(なか)れ として、止みて(ま)た作(おこ)る

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】ずいずい

くさむら

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