20世紀西洋人名事典 の解説
ズビネク ヴォストルシャーク
Zbyněk Vostřák
1920.6.10 -
チェコスロバキアの作曲家,指揮者。
プラハ生まれ。
プラハ音楽院でカレルに師事し、卒業後指揮者、教育者として活動していた。初めは無調的、複調的な管弦楽曲を書いたが、第二次大戦後はロマン的で新古典的な作品、「雪娘」(’56年、バレー曲)、「砕けた瓶」(’61年、オペラ)を残した。’60年以降は12音技法やセリーの手法による弦楽4重奏曲「コントラスティ」(’61年)、室内楽「シェークスピアの3つのソネット」(’63年)などを書き、また偶然性や点描主義の手法を使った前衛的な作品も書いている。’63年からは現代音楽合奏団を主宰している。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報