20世紀西洋人名事典 の解説
セアラ・オーン ジュウェット
Sarah Orne Jewett
1849 - 1909
米国の作家。
メーン州サウス・バーウィック生まれ。
医者の娘として生れ、一生を独身で過ごした。故郷メーン州の田園や港町の人情や風俗を懐かしい筆致で描く地方主義文学の代表的作家の一人である。18歳で作品を発表し始め、1873年に物語が初めて、「アトランティック・マンスリー」誌に掲載された。出世作は「ディープヘイブン」(1847年)等で代表作に「とんがり樅の国」(1896年)がある。短編、スケッチに優れた物が多い。その他の作品に「田舎の医者」(1884年)、「王党派の恋人」(1901年)等がある。’02年事故で負傷してからは筆を折った。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報