せしめる(読み)セシメル

デジタル大辞泉 「せしめる」の意味・読み・例文・類語

せし・める

[動マ下一]たくみに図って自分のものにする。また、よこどりする。「大金を―・める」
[類語]勝ち取る勝ち得る射落とす射止める有り付く物にする

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「せしめる」の意味・読み・例文・類語

せ‐し・める

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙 うまく立ち回って自分のものとする。また、横どりする。
    1. [初出の実例]「我々牛若をいけ取て参らせなば大国の二三が国は鏡にかけてせしめたり」(出典:浄瑠璃・弁慶京土産(1696)三)
    2. 「抜け懸し搦取って褒美の金、おれ一人でせしめてくれん」(出典:浄瑠璃・神霊矢口渡(1770)四)

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