勝得る(読み)カチエル

精選版 日本国語大辞典 「勝得る」の意味・読み・例文・類語

かち‐・える【勝得・贏得・克得】

  1. 〘 他動詞 ア行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]かち・う 〘 他動詞 ア行下二段活用 〙
  2. 争いに勝って、自分のものとする。また、努力した結果、自分のものとして手に入れる。
    1. [初出の実例]「贏(カチ)得渭南三四屋 去年花対去年人〈略〉去年の人は去年の花に対してあるぞ。ここが贏得たこと也」(出典:中華若木詩抄(1520頃)中)
    2. 「それが独立を克(カ)ち得たのは」(出典:古典現代文学(1955)〈山本健吉抒情詩運命)
  3. 勝つことができる。勝てる。
    1. [初出の実例]「院はかちえさせたまへりけるをいみじとおぼしたるさまも」(出典:大鏡(12C前)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む