20世紀西洋人名事典 「セシルベンドール」の解説
セシル ベンドール
Cecil Bendall
1856 - 1907
英国のインド学者。
ケンブリッジ大学で梵語を専攻、のちインドに渡りネパール王室付属ダーバー文庫で研究を重ね、「大雲請雨経」「大乗集菩薩学論」等の校訂原本の出版や、仏教年代、梵字・銘文等について優れた研究を行い、ケンブリッジ大学所蔵の仏教梵語写本の目録編纂を行う。またネパールの旅行記や歴史書を著し、ネパールより持ち帰った590部に及ぶ貴重な古写本をケンブリッジ大学図書館に収める等多大な貢献をなす。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報