せっせっ

精選版 日本国語大辞典 「せっせっ」の意味・読み・例文・類語

せっ‐せっ

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) =せっせ
    1. [初出の実例]「落はせまいか、落はせぬさうなと、魂きもをつぶすやうな処をせっせっ通る」(出典:唐詩選国字解(1791)五言古)
    2. 「清三の母親は裁物板(たちものいた)に向ってまだせっせっと賃仕事をして居た」(出典田舎教師(1909)〈田山花袋一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「せっせっ」の読み・字形・画数・意味

】せつせつ

こまごまとたち働く。拘泥する。〔甌北詩話、一〕(李青蓮の詩)飄然(へうぜん)として來(きた)り、忽然として去る。雕(てうしやう)句(たくく)にたらず、亦た鏤心(ろうしん)骨に勞勞たらず。自(おのづか)ら天馬行、覊勒(きろく)すべからざるの勢ひり。

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