普及版 字通 の解説
7画
(異体字)
10画
[字訓] よだれ・うらやむ
[説文解字]
[字形] 会意
水+欠(けん)。欠は人が口を開く形。〔説文〕八下に「欲(ぼよく)の口液なり」とあり、の初文。重文に両水に従う形の字があり、金文の盜(盗)の字はその形に従う。
[訓義]
1. よだれ。
2. うらやむ、ほしがる。
3. 流れるさま、つらなるさま。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 アクテ(チ)・クチノアセ
[部首]
〔説文〕〔玉〕に羨・盜など三字を属する。盜はおそらく血盟の盤に水を加えて濁し、これを罵ってその盟誓を破る意で、盜とは盟誓の離者をいう。〔石鼓文〕には盜を両水に従う形に作る。
[語系]
()・羨zianは同声。羨には羨のほかになお羨道(えんどう)の意があり、墓上祭を行うことをいう。
[熟語]
衣▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報