ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セー・アンド・シール」の意味・わかりやすい解説
セー・アンド・シール(子)
セー・アンド・シール[し]
Saye and Sele, William Fiennes, 1st Viscount
[没]1662.4.14. オックスフォードシャー
イギリスの政治家。オックスフォード大学に学び,1613年男爵を継ぎ,24年子爵となったが,上院にあって王権による不法課税を強く批判。 1630年代にはアメリカ植民に参画。 42年清教徒革命勃発後はチェシャーなど3州の統監,公安委員として働き,上院における議会派の指導者として,軍隊の支配権を独立派が掌握する辞退条令 (1645) の通過などに尽力。 48年捕虜となった国王チャールズ1世に議会との妥協を進言して成らず,国王処刑後政界から退き,60年王政復古ののち枢密顧問官となった。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報