ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セーヌマリティム県」の意味・わかりやすい解説 セーヌマリティム〔県〕セーヌマリティムSeine-Maritime 旧称 (1955まで) セーヌアンフェリユール県 Seine-Inférieure。フランス北西部,オートノルマンディー地域 (レジオン) の県。セーヌ川下流右岸にあり,イギリス海峡にのぞむ。県都ルーアン。セーヌ川河口北側から県の北西部および中部にかけては粘土や黄土におおわれた肥沃なコー台地で,コムギ,テンサイ,アマ,牧草が栽培され,乳牛が飼育される。海岸は白亜の崖となり,刻込まれた入江には多くの漁港と海浜保養地がある。東部ベテューヌ川流域のブレ丘陵地では酪農が中心。南部のセーヌ川沿岸は工業地帯で,石油精製,製鉄,造船などの工業がある。ルーアン,ルアーブルはその中心で,パリの外港の役割も果している。観光も重要な産業である。面積 6278km2。人口 122万 3429 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by