そこはかと(読み)ソコハカト

デジタル大辞泉の解説

そこはか‐と

[副]《「其処(そこ)は彼(か)と」の意という》
(あとに打消しの語を伴って用いる)どこそことはっきりとは。確かには。
「悩み給ふさま―見えず」〈・若菜下〉
何となく。あれやこれやと。
「―思ひ続けて来てみればことしのけふも袖はぬれけり」〈新古今哀傷

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

そこはかと

( 副 )
どこがどうであるとさしていえるほどに、場所や物事の明瞭なさま。はっきりと。分明に。 「顔かたち、-いづこなむすぐれたる、あな清らと見ゆる所もなきが/源氏 匂宮」 「 -思ひわくことはなきものから/源氏 橋姫
何かはっきりしないさま。なんとなく。どうということなく。 「 -思ひつづけて来て見れば今年の今日も袖は濡れけり/新古今 哀傷」 〔「其処そこは彼と」の意とされるが、「いづこをはかりとも覚えざりければ/伊勢 21」のような言い方もあるので、「はか」は「計はかり」と同源で、目当て・当てど、の意か〕

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