ソン・サン(その他表記)Son Sann

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソン・サン」の意味・わかりやすい解説

ソン・サン
Son Sann

[生]1911.10.5. プノンペン
[没]2000.12.19. パリ
カンボジア政治家フランスで教育を受け,帰国後植民地当局の役人となる。カンボジアが 1953年にフランスから完全独立を果したあとは,シアヌークのもとで 54~68年に国立銀行総裁,1967年に首相などの要職を占めたが,70年にロン・ノルによるクーデターで一時フランスへ移住。 79年にプノンペン政府 (カンプチア人民共和国) が成立するとクメール人民民族解放戦線を結成し,中国の支援を受けてタイとの国境付近でゲリラ戦を開始した。 82年には反ベトナム3派連合 (民主カンプチア連合政府) の首相となったが,連合政権のため操縦に苦しんだ。 91~93年カンボジア最高国民評議会 SNCメンバー。 1992年党名を仏教自由民主党に変更。 93年6~10月制憲議会議長をつとめ,新憲法制定に尽力した。 95年に党内抗争で党を除名されたあと,98年3月に,同年7月の総選挙に向けてソン・サン党を結成した。

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20世紀西洋人名事典 「ソン・サン」の解説

ソン・サン
Son Sen


1930.6 -
カンボジアの政治家。
元・民主カンボジア軍最高司令官
フランスへ留学し、1955年帰国、’63年左派弾圧により地下に潜行する。’70年人民解放軍参謀総長となり、’75年王国民族連合政府副首相を経て、’76年民主カンボジア副首相となり、’79年最高会議書記長を兼任する。’82年連合政府国防調整委員を歴任し、’85年民主カンボジア軍最高司令官となる。’91年最高国民評議会メンバーとなるが’94年失脚。


ソン・サン
Son Sann


1911.10.5 -
カンボジアの政治家。
元・国立銀行総裁,元・連合政府首相。
プノンペン生まれ。
フランスへ留学し、帰国後1935年バタンバン州副知事となり、蔵相や国立銀行総裁を経て、’67年首相となる。’79年プノンペン陥落後、人民民族解放戦線を結成し議長となり、’82年連合政府首相となる。91年最高国民評議会(SNC)メンバー。’92年党名を仏教自由民主党に変更。93年制憲議会議長を務める。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「ソン・サン」の解説

ソン・サン

生年月日:1911年10月5日
カンボジアの政治家
2000年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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