ソ連=ペルシア条約(読み)ソれん=ペルシアじょうやく(その他表記)Soviet-Persian Treaty

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソ連=ペルシア条約」の意味・わかりやすい解説

ソ連=ペルシア条約
ソれん=ペルシアじょうやく
Soviet-Persian Treaty

1921年2月 26日モスクワでソ連とペルシア (1935年にイランと改称) との間に締結された友好関係設定条約。ソ連政府が,平時において旧ロシア領諸国以外の国と結んだ最初の条約。その内容は,帝政ロシアのペルシアに対する債権およびペルシア主権圧迫の条約の権限放棄,ソ連軍の撤退,カスピ海におけるペルシア船の航行の自由,内政不干渉,ソ連軍のペルシア領内派遣を許す条件などを定めたもの。この規定の大部分は 27年 10月1日の両国間の保障および中立条約に引継がれたが,ソ連のペルシア領内派兵権限を定めたことは,1920~30年代のソ連の一連の中立ないし不可侵条約,相互援助条約における派兵権利用による影響力浸透方策の最初の例となった。

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