ソ連新憲法(読み)ソれんしんけんぽう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソ連新憲法」の意味・わかりやすい解説

ソ連新憲法
ソれんしんけんぽう

1990年2月に開催された定例共産党中央委員会総会で,ゴルバチョフ書記長兼最高会議議長は,「人間的かつ民主的な社会主義へ」という理念の下に新しい憲法綱領案を提出し,一部修正の後採択された。具体的には,党の指導的役割を規定している憲法第6条の削除,他の社会・政治勢力とも協力し合うという趣旨の複数政党制の認可,大統領制の導入などが実現されることになったのである。この案は,90年7月に開かれた第 28回党大会で,最終的に承認された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む