改訂新版 世界大百科事典 「タッキリ峡」の意味・わかりやすい解説 タッキリ峡 (タッキリきょう) 台湾の東部,花蓮市の北にある峡谷。塔格利渓,立霧渓とも書く。中央山脈の石灰岩地帯に形成された深い峡谷で,最深1000mにも達する。峡谷の長さは約40kmにわたり,その間多くの洞窟や滝がみられる。山中の集落,天祥の東方の渓谷には太魯閣峡があり,景観はもっとも雄大である。東西横断道路が峡谷にそって走り,観光客があとをたたない。大理石細工が土産品である。執筆者:西村 睦男 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「タッキリ峡」の意味・わかりやすい解説 タッキリ峡【タッキリきょう】 台湾の花蓮北方にある峡谷。漢字では立霧峡。立霧渓とも。渓流は台湾山脈の奇莱主山と合歓山の間に発し,曲流しつつ大沙渓を合わせ,最深1000mにも達する深い峡谷をなして東流し太平洋に注ぐ。また,天祥付近の三桟渓と海岸地帯では砂金の採取が行われる。→関連項目花蓮 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by