ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タルクイニアの墳墓」の意味・わかりやすい解説 タルクイニアの墳墓タルクイニアのふんぼTarquinian tomb イタリア中部のエトルリア時代の墳墓。タルクイニア付近一帯から発見された数千に及ぶ墳墓で,その内容は名実ともにエトルリア美術の宝庫とされる。墳墓の形式は竪穴式,長方形,四角形,円形など時代により異なるが,最古のものは先住のビラノーバ文化との混交期とされる前 10世紀頃までさかのぼる。前7世紀末にいたり穹窿天井をもつ墳墓が現れる。これらの墳墓において特に著名なのは壁画で,きわめて保存のよいものが多数残されている。 2004年チェルベテリ遺跡とともに世界遺産の文化遺産に登録。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by