改訂新版 世界大百科事典 「ターナ」の意味・わかりやすい解説 ターナThāna インド西部,マハーラーシュトラ州の工業都市。州都ボンベイ(現,ムンバイー)の北東約30km。人口126万1517(2001)。サルセット島北東端の渡河点を占め,大ボンベイ市と接する。16~17世紀にはポルトガル人との貿易港として栄えた。いまは港の機能はボンベイに移り,ターナ・クリークでボンベイ港と結ばれる。ボンベイからデリーおよびプネーに至る幹線国道が走り,紡績,綿布,マッチ,機械,化学などの工業が立地する。執筆者:応地 利明 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ターナ」の意味・わかりやすい解説 ターナThāna インド西部,マハーラーシュトラ州西部,ムンバイ (ボンベイ) 北東約 30kmにある都市。ターナ県の行政庁所在地。ムンバイ港に通じるターナ水道に臨むムンバイの衛星都市で,経済的には大ムンバイ市に含まれる。化学,肥料,機械,雑貨品,綿織物,ロープなどの工場があり,工業地帯として発展。製塩も行なわれる。インドで最も古いポルトガル人集落の一つが建設された地で,16~17世紀にはポルトガルの貿易港として繁栄。古い砦,ジャイナ教寺院,ポルトガル時代の大聖堂や城跡がある。人口 126万 1517 (2001) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by