ダウ船(その他表記)dāw[アラビア],dhow[英]

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ダウ船」の解説

ダウ船(ダウせん)
dāw[アラビア],dhow[英]

三角帆を装備した木造船。ときに200t以上に達する。アフリカ大陸東岸からインド西岸までのインド洋西海域で,モンスーンを利用して航海を行う。紀元前以来,西アジアの海上文化圏の形成に欠かすことのできない役割を果たしている。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「ダウ船」の解説

ダウ船
ダウせん

ムスリム商人が使用した木造の帆船
喫水が浅く,大きな三角帆を備え,船板樹皮でつくったロープで縫い合わせた船。ムスリム商人は,この船で紅海・アラビア海・インド洋を航行した。

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