ダッフ(その他表記)daff

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダッフ」の意味・わかりやすい解説

ダッフ
daff

アラブ諸国とトルコ古典音楽で用いられるタンブリン一種寸法と枠の周囲につけられる小型のシンバルの数は地域によって異なる。名称もまちまちで,duff,defまたは tef (トルコ) ,tar (マグレブ) などと呼ばれ,ヘブライ語 tofとのつながりが考えられる。北アフリカ,西アジア,インド民俗音楽に使われるシンバルのつかないフレイム・ドラムもこの名で呼ばれることがある。

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岩石学辞典 「ダッフ」の解説

ダッフ

絡み合った泥炭質の森林腐植土で,その下部にある鉱物質の土壌からはっきりと分化したもの[Romell & Heiberg : 1931].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のダッフの言及

【ダーイラ】より

…この一面太鼓は奏者が左手で枠の下部を支えて,あたかも盾のごとく前に構え,両手の指先で膜面をたたきさまざまな音色とリズムを作り出す。 この太鼓はやはりアラビア語でドゥッフ(ダッフdaff)またはタールṭār,トルコ語でデフdef,マズハルmazharと呼ばれるものと同種であるが,ダーイラの名称はイラン,パキスタン,アラブ諸国で一般的である。またグルジアではダイラdaira,ウズベキスタンやタジキスタン,アフガニスタンではドイラdoira,また東ヨーロッパのアルバニアやマケドニアではダイレdaireの呼称で知られる。…

【ドゥッフ】より

…西アジア,北アフリカおよびインドで用いられる,篩(ふるい)の形をして円い木枠にヤギ革を1枚張った一面太鼓(イラスト)。ダッフdaffともいう。アラブやトルコの古典音楽に用いられるものは,直径約25~30cmで,木枠の側面に3~5対の小型シンバルが取り付けられている。…

※「ダッフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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