だの(読み)ダノ

デジタル大辞泉 「だの」の意味・読み・例文・類語

だの[並助]

[並助]体言用言終止形などに付く。全体の中からいくつかの事柄同列に並べあげる意を表す。「出張だの会議だのと毎日忙しい」「好きだの嫌いだのとわがままばかり言う」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「だの」の意味・読み・例文・類語

だ‐の

  1. ( 断定助動詞「だ」に間投助詞「の」が付いて助詞化したもの ) 体言または活用語の言い切りの形について物事を列挙する。
    1. [初出の実例]「どふしても神明だの、宿だのといっては」(出典:洒落本・南閨雑話(1773)怖勤の体)
    2. 「善(え)えだの悪(わり)いだのって膨(ふく)れたり何っかすんぢゃねえぞ、なあ」(出典:土(1910)〈長塚節〉七)

だのの補助注記

橋本文法では並立助詞という。

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