へいりつ‐じょし【並立助詞】
〘名〙
助詞の一種。対等の関係にある語のそれぞれに付いて、並列、累加、選択などの意味で接続するもの。「月と星と」「松
や杉や」「左
か右か」などの「と・や・か」。口語ではその他に、「に・やら・
だの・なり」など。「と・に・や・か」などは、並列されるあとの語にはつかないことがある。橋本進吉の用語で、従来この類は、
格助詞・
副助詞・
係助詞・間投助詞などの中に含められていた。
並列助詞。〔国語法要説(1934)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
へいりつ‐じょし【並立助詞】
助詞の種類の一。種々の語に付いて、二つ以上の言葉を対等の関係で接続するのに用いられる。多くは、格助詞・係助詞・副助詞・接続助詞などから転用されたもの。現代語では、「と」「に」「か」「や」「やら」「の」「だの」など、古語では「や」「の」など。並列助詞。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例