ダバァーギーン・バトバヤル(英語表記)Davaagiin Batbayar

現代外国人名録2016 の解説

ダバァーギーン・バトバヤル
Davaagiin Batbayar

職業・肩書
政治家,元力士(小結) モンゴル大統領補佐官 元モンゴル国民大会議議員

国籍
モンゴル

生年月日
1973年3月8日

出身地
ウランバートル

別名
四股名=旭鷲山 昇〈キョクシュウザン ノボル〉

学歴
早稲田大学人間科学部人間情報科学科(通信教育課程)

勲章褒章
モンゴル労働赤旗勲章〔1997年〕

経歴
本格的なモンゴル相撲の経験者で、父もモンゴル相撲の力士。1992年大島部屋のモンゴルでの力士募集に応募し合格。同年春場所で初土俵。’95年初場所幕下全勝優勝。同年春場所新十両となり、モンゴル人初の関取に。同年名古屋場所、’96年春場所十両優勝。秋場所新入幕。’97年春場所で新小結となり、モンゴル出身で初の三役昇進を果たした。同年モンゴルから国民栄誉賞に準ずる労働功労賞が贈られた。右四つ上手投げを得意とし、史上初の大技・送りつり落としを決めるなど、十両・幕内での決まり手は45手を数え(現在の相撲の決まり手は82手)、“技のデパート”と呼ばれた元小結・舞の海にちなみ、“技のデパート・モンゴル支店”の異名を取った。2005年から患っていた心臓疾患のため、2006年九州場所中に現役を引退。幕下優勝1回、十両優勝2回、殊勲賞1回、敢闘賞2回、技能賞2回。金星5個。平幕連続58場所在位は史上1位。幕内通算408勝507敗2休。この間、1996年モンゴル相撲協会名誉理事に就任。2000年モンゴルの慈善活動に尽力した人を表彰する“旭鷲山発展基金”を設立し、名誉会長に就任。同年モンゴル日本相撲連盟理事長。2004年早大通信教育課程に進学。モンゴルでは角界へのルートを切り開いたパイオニアとして英雄視されている。2008年モンゴル国民大会議(モンゴル国会)の総選挙で、最大野党の民主党から立候補してトップ当選を果たし、政治家に転身。2009年5月エルベグドルジ大統領の補佐官に就任。2012年落選。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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