最新 地学事典 「チェルマク置換」の解説
チェルマクちかん
チェルマク置換
Tschermak substitution
固溶体の鉱物で,4配位席のSi4+と6配位席のMg2+やFe2+が,対になってそれぞれAl3+によって置き換えられるタイプの組成変化[(Fe2+, Mg2+)Si4+⇌Al3+ Al3+]。6配位のAl3+の代わりにFe3+やCr3+が置換する場合もある。角閃石,輝石や雲母など,多くのFe-Mg珪酸塩鉱物で認められる。輝石では,温度の上昇に伴ってこの置換は右辺側に進行し,圧力は逆の効果を及ぼす。そして,ざくろ石と共存する直方輝石のチェルマク置換量を用いた地質圧力計が提唱されている。
執筆者:榎並 正樹
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

