デジタル大辞泉 「チステルナ広場」の意味・読み・例文・類語 チステルナ‐ひろば【チステルナ広場】 《Piazza della Cisterna》イタリア中部、トスカーナ州の町サンジミニャーノにある中心広場。かつて町の水源だった井戸(チステルナ)があり、周囲には13世紀から14世紀頃に貴族たちが建てた塔や居館が並ぶ。1990年に「サンジミニャーノ歴史地区」として世界遺産(文化遺産)に登録された。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「チステルナ広場」の解説 チステルナひろば【チステルナ広場】 イタリア北部のフィレンツェから50kmほど南に位置する、サンジミニャーノ(San Gimignano)の中世の面影を色濃く残す旧市街の一角にある広場。13~14世紀のこの町の最盛期につくられた、石造りのロマネスク様式の建物や塔が取り囲んでいる。ドゥオーモやポポロ宮殿がある市の中心、ドゥオーモ広場に隣接している。◇「チステルナ」は「貯水槽」という意味。この町は11世紀ごろに丘の上に建設されたが、生活用水を確保するため、1237年に、この広場に井戸が掘られ、給水槽が建設された。この13世紀に建設されたチステルナは、第二次世界大戦前まで市民の水源として使われていた。サンジミニャーノの中世の町並みを残す旧市街は、世界遺産に登録されている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報