デジタル大辞泉 「チチュルブクレーター」の意味・読み・例文・類語 チチュルブ‐クレーター(Chicxulub crater) メキシコ、ユカタン半島にある巨大クレーター。白亜紀末の6550万年前に、直径10~15キロメートルの小惑星が秒速20キロメートルで衝突した跡とされる。チクシュルーブクレーター。[補説]衝突によりマグニチュード11以上の大地震が起こり、高さ300メートルもの津波が周辺に押し寄せ、大気中に舞い上がった大量の硝酸塩や煤すすが長期間にわたって太陽光を遮ったと考えられる。2010年、12か国の研究者からなる国際チームにより、この天体衝突による急激な環境変化が恐竜絶滅の原因となったと結論づけられた。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
デジタル大辞泉プラス 「チチュルブクレーター」の解説 チチュルブ・クレーター 《Chicxulub Crater》「チクシュルブ・クレーター」とも。メキシコ、ユカタン半島にある隕石の衝突起源のクレーター。直径約150kmは世界3位の大きさ。約6550万年前の小惑星の衝突跡と見られ、白亜紀末期の恐竜絶滅の有力な原因と考えられている。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報