普及版 字通 の解説
8画
[字訓] なかす・なぎさ・きし
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(てい)。は氏(剞(きけつ)、彫刻刀)を以て、底部を平らかに削りとる意。〔説文〕十三下に「小なり」とみえる。〔詩、秦風、〕は水神祭祀の歌謡で、水神の移動するさまを「宛として水の中に在り」と歌う。中洲をいい、渚・岸の意にも用いる。重文の二字は、ほとんど用いることがない。
[訓義]
1. なかす、小さなしま。
2. なぎさ、きし。
3. さか、がけ、とまる。
4. にわ、場。
5. 建物の基礎。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 左加(さか) 〔名義抄〕 ミマ・ミギハ 〔立〕 サカ・ヲツ 〔字鏡集〕 ヲソシ・ヲカ・ナギサ・ニハ
[熟語]
伏▶・鄂▶・▶・岸▶・京▶・場▶・▶・▶
[下接語]
涯・丘・山・渚・坂・隆・臨
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報