ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チベリウス3世」の意味・わかりやすい解説
チベリウス3世
チベリウスさんせい
Tiberius III Apsimar
[没]705
ビザンチン皇帝 (在位 698~705) 。2世とも数えられる。属州のキブライア艦隊の司令官の出身で,カルタゴ陥落後,対イスラム戦に派遣されたが,反対皇帝を名のり,首都コンスタンチノープル住民の賛同のうちにレオンチウス帝を廃して即位。海陸にわたる対イスラム戦を終わらせた。しかし 705年秋追放されたユスチニアヌス2世がブルガリア王テルウェルの協力を得て首都を奪回。一時は逃亡したが捕まり,処刑された。
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