20世紀西洋人名事典 の解説
チャールズ・E. ギョーム
Charles Eduard Guillaume
1861.2.15 - 1938.6.13
フランスの金属学者,物理学者。
国際度量衡局局長。
フリュリエ(スイス)生まれ。
1883年パリ郊外セーブルの国際度量衡局に就職、1915年局長に就任し、’36年に退職する。長さの原器と熱膨張の関係を調べ、1890年からニッケル合金の研究を行い、そのメートル法普及の条件を満たす安価な原器用合金として、ニッケル銅を研究した。1897年熱伝導率の非常に小さいインバーを発見。1919年温度変化に対する弾性率が安定しているエリンバーを作り、測地学、度量衡学に多大に寄与した。’20年ノーベル物理学賞受賞。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報