日本大百科全書(ニッポニカ) 「エリンバー」の意味・わかりやすい解説 エリンバーえりんばーelinvar 室温付近で弾性率の温度による変化がきわめて少ない合金。鉄にニッケル(約35%)とクロム(約10%)を加えたもの。この種の合金の弾性率は1℃当り1000分の1%程度しか変わらない(鉄の30分の1)。温度が変わっても、ばね特性がほとんど変わらないので、機械時計などのぜんまい用材料として用いられる。[及川 洪] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例