ちんからり(読み)チンカラリ

デジタル大辞泉の解説

ちん‐からり[名]

焜炉(こんろ)の一種。琉球産という。ちんから
「―に羽釜ひとつの楽しみ」〈浮・一代男・四〉

ちん‐からり[副]

[副]
金属製の物などが打ち合って鳴る音を表す語。
「その中で何を落したのか、―」〈紅葉多情多恨
物が何もないさま。
「また引き出しても―」〈浄・天の網島

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大辞林 第三版の解説

ちんからり

近世の焜炉こんろの一。琉球渡来というが不詳。ちんから。 「内をのぞけば賤しずの屋にありし-とやいへる物一つに/浮世草子・五人女 5

ちんからり

( 副 )
金属・石などのぶつかる澄んだ音を表す語。 「けたたましい挑灯ちようちん金棒-が面白いか/浄瑠璃・関八州繫馬」
中が空っぽのさま。からりちん。 「化物屋敷-傾城買ひのなりの果て/浮世草子・椀久一世

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

ちん‐からり

〘名〙 沖縄から産出した焜炉(こんろ)の一種。ちんから。
※松屋会記‐久重茶会記・寛永一九年(1642)五月一五日「ちんからり、くどに据ゑて」

ちん‐からり

[1] 〘副〙
① 内部に何物もないさまを表わす語。ちんから。ちんからりん。
浮世草子・椀久一世(1685)下「化物屋敷ちんからり、傾城買ひのなりの果」
金属性のものがぶつかる音を表わす語。ちんから。ちんがらちんがら。
※俳諧・懐子(1660)九「風鈴もや涼し月見のちんからり〈作者不知〉」
[2] 〘名〙
① (「からっぽなこと」から転じて) とるに足りないような人をののしっていう語。
※歌舞伎・和布苅神事(1773)大詰「ヤイ、そこにけつかるちんからりめら」
② 金属性のものなど固いものがぶつかる音。
※浄瑠璃・関八州繋馬(1724)一「それに引きかへけたたましい挑灯金棒、ちんからりが面白いか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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