日本大百科全書(ニッポニカ) 「ツクシゼリ」の意味・わかりやすい解説 ツクシゼリつくしぜり / 筑紫芹[学] Angelica longiradiata (Maxim.) Kitag. セリ科(APG分類:セリ科)の多年草。根は太く、茎は高さ2~40センチメートル。葉は2、3回3出羽状複葉で、裂片は細く、深く切れ込む。8~9月、白色花を開く。果実は扁平(へんぺい)な楕円(だえん)形で長さ約3ミリメートル、狭い翼がある。山地に生え、本州(岡山県)、九州(屋久(やく)島まで)に分布する。[門田裕一 2021年11月17日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例