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つじつまのあう場 つじつまのあうばself-consistent field

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

つじつまのあう場
つじつまのあうば
self-consistent field

量子力学で多粒子系に働く力の場を近似的に求めるために広く用いられる概念。多数の粒子が互いに力を及ぼし合っているとき,ある1つの粒子に及ぼす力のポテンシャルは,他の粒子の配置や状態をすべて指定しなければ決らないが,他の粒子がとりうる可能な状態について平均してしまうと,注目している粒子に対する一体ポテンシャルが得られる。次に,一体ポテンシャルに対するシュレーディンガーの波動方程式を解いて得られた波動関数を用いて,もう1度平均ポテンシャルを計算し,初めに得た一体ポテンシャルと一致すれば,近似の信頼性が大きくなり,これをつじつまのあう場という。このような近似法をハートリー近似ハートリー=フォック近似と呼び,原子や分子,原子核のエネルギー準位の計算などに使われる。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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