テアニン(英語表記)theanine

デジタル大辞泉 「テアニン」の意味・読み・例文・類語

テアニン(theanine)

アミノ酸の一。緑茶のうま味成分で、抹茶玉露に多く含まれる。脳の神経細胞を保護し、興奮を鎮めたり緊張を和らげたりする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テアニン」の意味・わかりやすい解説

テアニン
theanine

グルタミン酸エチルアミドのこと。 C2H5NHCOCH2CH2CHNH2COOH の化学式で表される。無色結晶,分解点 217~218℃。乾燥茶葉から見出されたアミノ酸で,水に易溶,エチルアルコール,エーテルに不溶。加水分解するとL-グルタミン酸とエチルアミンを生じる。玉露に1%あまり含まれていて,玉露のうまみ成分の一つである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

栄養・生化学辞典 「テアニン」の解説

テアニン

 C7H14N2O3 (mw174.20).

 グルタミン酸エチルアミド.高級緑茶のうま味成分.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のテアニンの言及

【チャ(茶)】より

…日本では10a当り窒素48kg,リン酸16kg,カリ24kgを年3~4回に分けて施用するのが一応の基準である。緑茶のうまみは原葉中のアミノ酸,とくにテアニンtheanineの多少と関係が深く,窒素多用によりうまみが増加する。そのため品質向上を目指してきわめて多量の窒素(150kg以上)を投与する場合があり,かえって根を損傷することがある。…

※「テアニン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android